ウィスキー 樽も種類分け 味もそれぞれ

あなたはウィスキーを飲むとき何を考えていますか。

 

家でひとりで飲んでいるとき、もしくはおしゃれなBARでマスターとお話しながら飲んでいるとき。

 

ウィスキーを飲むときは、いつも思い出す時間…。

 

あのウィスキーの味はすごく爽やかで、そしてスモーキーな香り。

 

少し矛盾した私の気持ちにぴったりのウィスキーを出してくれたバーテンダー

 

あの恋は一生忘れることができない時間でした。

 

タイトル;ウィスキーと恋

 

これからの記事では、気まぐれに短いポエム的なものからはじめていきます。

あなたにウィスキーを通じて豊かさを与えれるような文章や情報をこれからどんどん発信していきますので、よろしくお願いします。

 

では、本題のウィスキーの樽の種類について書いていきますね。

 

まず、ウィスキーの樽は代表的なもので4種類です。

 

1,パンチョン

かつてはワインやビールを貯蔵するために使われていました。

新しいホワイトオーク材を使うので、木の香りがあまり濃厚ではない為、

すっきりとした味のウィスキーとなる。

 

2,シェリーバット

スペインのアンダルシア地方の醸造酒、シェリー酒の貯蔵に使われていた樽。

この樽のウィスキーの特徴として、シェリー酒の香りとほのかな甘みを持ったお酒になる。

色合いが深く、赤みを帯びる。

 

3,バレル

容量が小さい(180ℓ)ので木香の影響が出やすい。

その為、貯蔵期間の長いモルト・ウィスキーや風味の軽いグレーン・ウィスキーには不向き。

内側を焼いて、バーボンの熟成に使われることからバーボン樽とも呼ばれる。

 

4,ホッグスヘッド

バレルの古い樽をばらして作った再生樽。

再生樽の為、パンチョンに比べて濃厚な味わいになる。

 

上記4つ以外でも様々な樽で熟成されています。

 

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ウィスキーってそもそも何!? 

ウィスキー”とは、まず何かをご存知でしょうか。

 

酒類には、

 

醸造

蒸留酒

・混成酒

 

の3種類に分けられますが、ウィスキーは”蒸留酒”です。

 

蒸留酒には、ウィスキー以外にジンやウォッカ、ブランデーがあります。

 

では、ウィスキーの原料とは何でしょうか。

ちなみに、醸造酒の日本酒は『米』ですね。

 

ウィスキーの原料は『大麦、ライ麦、トウモロコシ』などの穀類です。

 

穀類を発酵、糖化させた後に蒸留させることで香味成分が凝縮され、

クリアな風味が生まれます。

 

蒸留された後は、水を加えて適度なアルコール度数(60度強)に調整された後、

オーク樽に入れて熟成させます。

 

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 ここでウィスキーの語源を簡単に紹介します。

 

錬金術で使われていた「ウシュク・ベーハー」という言葉が、語源であると言われています。

古代民族のケルト族のうち、アイルランドからスコットランドに移住したゲール族という部族の言葉で『生命の水』という意味です。

ウシュク・ベーハー⇒ウスケボー⇒ウィスキーと変化しました。

 

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”ウィスキー” タイプ別にまとめてみた

ウィスキーをタイプ別に分類してみます。

 

原料と蒸留方法の違いで、大きく分けてモルトとグレーンに分けられます。

2つをブレンドすることも多いので、それに伴い様々な風味が生み出されます。

では、さっそくタイプ別に記述していきます。

 

モルト:大麦麦芽のみを原料とするウィスキー。主に単式蒸留器を使用。

シングルモルト

単一の蒸留所で蒸留されたモルト・ウィスキー

蒸留所名をブランド名にしている。

 

・ヴァッテッド・モルト

 

複数の蒸留所で蒸留されたモルト原酒を混合したモルト・ウィスキー。

 

☆グレーン:大麦麦芽だけでなく、主にコーン、ライ麦など他の穀物を原料とする。

       連続式蒸留器を使用。

 

・シングル・グレーン

 

単一の蒸留所で蒸留されたグレーン・ウィスキー。

蒸留所名をブランド名に使用している。

 

 ・ヴァッテッド・グレーン

複数の蒸留所で蒸留されたモルト原酒を混合したヴァッテッド・ウィスキー。

※商品表記としてはこの言い方は用いない。

 

以上、簡単にまとめてみました。

 

 

ウィスキー5大産地とタイプ

世界中で飲まれているウィスキーの産地を簡単に紹介。

 

ウィスキーは5つの地域で主に生産されている。

 

アイルランド

スコットランド

・日本

・カナダ

・アメリカ

 

上記が5大産地と呼ばれている。

 

ではそれぞれの特徴を簡単にまとめると、

 

アイルランド

タイプ:アイリッシュ・ウィスキー

原料:大麦麦芽(ピート不使用)、大麦、コーンほか

蒸留方法:単式蒸留器(3度蒸留)、連続式蒸留器

 

スコットランド

タイプ1:モルト・ウィスキー

原料:大麦麦芽(ピート使用)

蒸留方法:単式蒸留器(2~3度蒸留)

 

タイプ2:グレーン・ウィスキー

原料:コーン、大麦麦芽

蒸留方法:連続式蒸留器

 

日本

タイプ1:モルト・ウィスキー

原料:大麦麦芽(ピート使用)

蒸留方法:単式蒸留器(2度蒸留)、連続式蒸留器

 

タイプ2:グレーン・ウィスキー

原料:コーン、大麦麦芽

蒸留方法:連続式蒸留器

 

カナダ

タイプ:カナディアンウィスキー

原料:コーン、ライ麦、大麦麦芽ほか

蒸留方法:連続式蒸留器

 

アメリカ

タイプ:バーボン、テネシー、ライ、コーンなど。

原料:コーン、ライ麦、大麦麦芽ほか

蒸留方法:連続式蒸留器、単式蒸留器

 

※ピートとは

ヒースというスコットランド北部の原野に多い野草や水生植物などが、炭化した泥炭。

モルトウィスキーの香りを特徴づける材料。ピートの煙で麦芽を乾燥させ、その燻した香りが麦芽につくことによって、ウィスキー特有のスモーキーな香りが生まれる。

 

ピートについて詳しい解説サイト